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【SDGs CHALLENGE】ホルモンバランスの影響を受け、変化し続ける女性の心と身体を「食」でサポートする、株式会社eminessの挑戦

<インタビューイー略歴>
株式会社eminess
代表取締役 小松 佐保 氏


<略歴>
日本& シンガポールのブランドコンサルティングファームに勤務した後、 食領域に特化した“フードマーケター”として独立し、アメリカ・ ボストンへ。ボストン在住時に出会った「ヴィーガン」「ウェルネス」 の考え方に魅了され、米国代替医療協会認定IINヘルスコーチの資格を取得。帰国後、「女性たちが笑み溢れる、 ウェルネスな世界を食を起点に創っていきたい」 という想いを込め、2021年7月に株式会社eminessを設立

2021年より、世界規模のSDGs課題解決に挑むスタートアップの事業開発・海外展開を支援し、兵庫県・神戸市からグローバルな社会変革を生み出すシステム・プロダクトを創造することを目指し、グローバルなSDGs課題解決を目指す共創プログラム「SDGs CHALLENGE」が誕生しました。本プログラムに採択されたスタートアップを紹介していきます。

<サービス紹介>

「女性ホルモンの不調を食で整える」をコンセプトに、女性に必要な栄養素が詰まったグルテンフリー&プラントベースのスイーツを届ける「MOON TREATS(ムーントリーツ)」を提供。毛髪検査キットを使って自分に足りない栄養素を把握し、そこから判明した不足栄養素が含まれたスイーツをユーザーに届ける。

PMSは摂取栄養素で改善できる、それを知ってほしい

起業するまでの経緯ときっかけを教えてください。

小松氏(以下、小松):女性ホルモンの影響でイライラや気分の落ち込み、肌荒れや浮腫みなど生理前の3日~1週間前に起こるココロとカラダの不調(PMS)に多くの女性が直面していますが、実は私は今までその辛さを感じたことがありませんでした。そのような中、PMSと摂取養素には相関性があるという論文を見つけ、「きっと私はその栄養素がきちんと摂取できていたからこれらの症状に悩まされてこなかった」ということに気づきました。しかし、PMSに食事内容(摂取養素)が関係していることを知らずに悩む女性は非常に多いのが現状です。悩んでいる女性に摂取栄養素の大切さを知っていただき、女性の健康をサポートしたいという思いから起業をしました。

また、私は元々コンサルティングファームに勤務しており、多種多様な分野を担当していましたが、食関連のプロジェクトが一番楽しいと感じたことをきっかけに、食領域に特化したフリーランスのコンサルタントとして独立しました。ヘルスケアスタートアップの集積で知られるボストンへ留学した際に、「ヴィーガン」や「ウェルネス」の考えに魅了され、米国代替医療協会認定IINヘルスコーチの資格を取得したこともあり、サービスを立ち上げるにあたって自身の関心がある分野でスキルを活かすことができると思ったこともきっかけの一つです。

-「MOON TREATS」に込められた想いと、こだわりを教えてください。

小松:「MOON TREATS(ムーントリーツ)」は、毎月生理周期に合わせて一人ひとりの女性に必要な栄養素が詰まったヴィーガンスイーツをお届けするサービスです。女性の生理周期は月の満ち欠けの周期とほぼ同じバイオリズムを刻んでいると言われていることと、生理が来たら憂鬱な気持ちになる女性に対して、スイーツというご褒美でハッピーな気持ちになってほしいという想いを掛け合わせて「MOON TREATS」と名付けました。

私自身スイーツが大好きなので、ヘルシーなだけではなく、味も美味しくすることにはこだわりを持って作っています。こだわりの食材を使い、「MOON TREATS」の想いに共感して頂いた、コンテスト受賞歴があるパティシエとパートナーを組んでスイーツ開発をしています。また、食品業界に長く携わってきたので、業界を盛り上げたいという想いもあり、廃棄食材を活用したスイーツ開発にも取り組み、フードロスにも貢献していきます


スイーツをきっかけに女性が活躍できる社会を目指したい

SDGsチャレンジにご参加を決めた理由を教えてください。

小松:海外展開を視野にサービス展開を行っていたので、海外展開を支援してくださるという内容が魅力的だったこと、また神戸は食と起業家支援に力を入れている都市なので、弊社にとってベストなプログラムだと思い応募しました。

実際に参加されてみて、いかがですか?

小松:シンガポールの食品展示会への出展にサポートいただき、現地の反応を見ることができたのが良かったです。シンガポールでは砂糖税が課されているなど、健康に対する意識は日本より高く、健康に配慮した弊社のスイーツを評価いただけたことは収穫でした。一方で、賞味期限が短いことがネックになり、カフェ等で使うのはハードルが高いというお声もいただきましたね。

SDGsチャレンジとは別のプログラムで、先日サンフランシスコを訪れましたが、そこで感じたのは価格勝負ではなく、商品価値への訴求の重要さです。日本だと価格勝負をしなければいけないことが多いですが、サンフランシスコだとそもそも物価が高いので、価格勝負ではない視点でのサービス展開の可能性を感じました。

今後社会に対してどのような価値を提供していきたいと考えていますか。

小松:女性ホルモンによって引き起こされる不調は、食生活が関連しているということを多くの方に知っていただき、スイーツをきっかけに女性がイキイキと毎日を過ごし、女性が活躍する社会を目指していきたいと考えています。女性だけではなく、男性にも食生活との関連性を知っていただき「今日はパートナーが辛そうだから、スイーツでも買って帰ろう」そんな風に「MOON TREATS」を活用いただけるようになると嬉しいですね。