神戸市は、世界規模のSDGs課題解決に挑むスタートアップ等の事業開発・海外展開を支援し、神戸からグローバルな社会変革を生み出すシステム・プロダクトを創造することを目指す、スタートアップ支援プログラム「SDGs CHALLENGE」を令和3年度より実施しています。このたび、本プログラムにて支援を行った、国際ルールトレンドを把握できるサービス「Rule Watcher」を提供する株式会社オシンテックが、海外進出支援を契機に繋がりを持ったスウェーデンのシンクタンクIntelligence Watchとの業務提携を実現することとなりました。
本取組が進むことで、株式会社オシンテックのグローバル市場におけるプレゼンスを高める効果があると見込んでおり、今後より神戸からグローバル市場への展開を目指す企業が増えることを期待しています。
【神戸発スタートアップ(SDGs CHALLENGE採択企業)】
(1) 企業名 株式会社オシンテック
(代表取締役 小田 真人)
(2) 事業内容 国際ルールトレンドを把握できるクラウドサービス「Rule Watcher」の開発・運営
(3) 公式HP https://www.osintech.net/
【提携先企業】
(1)企業名 Intelligence Watch
(代表 アンダース・オルショフ )
(2) 事業内容 環境・経済・社会問題に関する調査・研究
(3) 公式HP https://en.intelligencewatch.org/
神戸から世界へ、小田氏からのコメント
-Intelligence Watchとの出会いについて
2022年9月に SDGsChallenge のプログラムで北欧を訪問し、パネルディスカッションに登壇。その後の懇親会で、偶然に出会いました。循環経済・水素・脱炭素技術・経済・NGO等、多岐にわたる話をする中で意気投合し、夜中まで国際情勢のあらゆること話し合いました。その晩、私は彼が記載した公開レポートを夢中で読みました。翌日は移動日だったのですが、彼の自宅に呼んでもらい、彼の家族と共に午前中を共に過ごしました。
-Intelligence Watchとの業務提携を決断した理由
Anders Olshovという人物です。気候変動になかなかこれまでのやり方を変えられない社会を、分散型で一人一人がインテリジェンスを持つことで変えていこう、という彼との出会いは運命でした。私もRuleWatcherというテクノロジーを提供していますが、これは人の力を引き出すための技術でした。彼も私の考え方やテクノロジーを気に入ってくれ、インテリジェンスで多くの人の行動に影響を与えよう、という大きな目的に向かってアクションする事になりました。
-株式会社オシンテックの今後の展望
オシンテックは2020年にUNOPSのプログラムに応募し、それ以来国際機関に利用されるような仕組みを作ってきましたが、私の気候変動などに対する問題意識は、夢のテクノロジーではなく、社会・一人一人の行動が変わっていくしかない、と言う所に集約されていきました。主役も、解決策も、技術ではなく人なのです。インテリジェンスを民主化すべく、一人一人の行動が、情報技術の助けを借りて少しずつでも変わっていくことを目指し、活動を続けます。
業務提携に関する問い合わせ先
株式会社オシンテック 広報担当:石井・髙橋(media@osintech.net)