神戸から日本全国への展開を目指す
神戸市 経済観光局 新産業創造課は、『テクノロジーとサイエンスで未来の生活をつくる街』というビジョンを掲げ、神戸から、世界の人々の毎日をより健康で豊かにするために、域内スタートアップエコシステムの構築に取り組んできました。
この度、スタートアップ投資に取り組む日本最大級のCVCコミュニティ「FIRST CVC」(事務局: 合同会社ブルーサークル)の行政サポーターに就任したことをお知らせします。
■ FIRST CVCについて
オープンイノベーションやスタートアップ投資に取り組む事業会社・CVCが集い、学び合う日本最大級のコーポレート ベンチャーキャピタルコミュニティです。 200社、350人以上の投資担当者・責任者が集まり、CVC特有の課題やノウハウを横断的に共有するため、各種勉強会や ネットワーキングイベントの開催、CVC活動の調査研究、協業創出を目指したスタートアップとのマッチングなどに取り組んでいます。
公式サイト: https://www.firstcvc.jp/
パートナーシップ概要
近年、日本全体としてスタートアップへの注目度が高まる中、地方自治体も様々なスタートアップ支援策に取り組んでおり、地方でもスタートアップが徐々に増えつつあります。一方で、現状多くの事業会社・CVCの所在は首都圏に偏っており、地方で勃興する新たなスタートアップ企業と事業会社・CVCが出会うきっかけが不足しています。
神戸で生まれた価値を日本全国へ展開するべく、第一歩として日本のCVCの多くが加盟する最大のコミュニティ・業界団体であるFIRST CVCとパートナーシップを結び、ライフサイエンスを始めとする神戸市の産業基盤から生まれる新たなスタートアップと、日本中の事業会社を繋ぐ取り組みに着手します。
想定連携内容
・神戸市で活躍する有望なスタートアップとFIRST CVCメンバー企業とのマッチング
・FIRST CVCメンバーとのスタートアップ向け各種イベントの共催
・メンバー企業が支援しているスタートアップの神戸市内での活動支援
・CVC投資先スタートアップへの実証実験フィールドの提供
・神戸市内企業とCVC投資先との共同研究・開発の環境の提供
・神戸市が行うスタートアップ支援プログラムのご案内
今後の取り組みに向けて
FIRST CVC 代表
山田 一慶氏
日本は、全国に多様かつ複層的な産業基盤を有する国であり、東京の外にも様々な発想、技術、ビジネスが存在しています。この強みをスタートアップという新しい力に変えていくために、自治体や地域経済による後押しは欠かせません。
この度、その最前線を切り拓く取り組みを進める神戸市とご一緒させていただくことを光栄に思います。日本の産業を支える企業とスタートアップによる共創を促すCVCコミュニティとして、神戸市発のスタートアップとのコラボレーションを楽しみにしております。
神戸市 経済観光局 新産業創造課長
武田 卓
神戸市は全国に先駆けて2016年よりスタートアップ支援を行政として取り組んでまいりました。
これまでの取組を通じて、域内で生まれるスタートアップの数は増加してきており、直近で神戸市が支援したスタートアップが上場を果たすなど、一定の成果が出てきております。
今後は、神戸発スタートアップが国内外へ価値を提供していけるよう、FIRST CVCの支援者のみなさまとの繋がりを強めていきたいと思っています。